いつもと同じ。 [みる‐ミタリヨンダリ‐。]
安心して読める本
夢枕さん【陰陽師】シリーズ
「マンネリをおそれない。」
と、あとがきに書かれています
読む側にとっても不安要素のない
安定のストーリィ
「いつでもどんな時でも、ぼくはたやすく
あのシーンから書き出すことができるのである。」
初期の頃は
【キマイラ】シリーズも読んでいたので
あの
おどろおどろした表現、重なりあう部分もあった
今は
清明と博雅
濡れ縁での問答
庭の草木
ぼぅ・・とした
淡い幾重にも重なった円
朧月
いつでもその色の中に居るふたり
その空間を覗きこんでいるような
聞き耳をたてているような
そんな気がするのだよなぁ
作者の思惑どおり
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