夏の怪。 [みる‐ミタリヨンダリ‐。]
京極さんの
登場人物の会話の書き方がとても好き
「お化けだったそうです」
「お化けなあ」
お化けですよ棠庵は言う。
「」でとじた言葉の後
声を発していて、本来なら「」を使うはずのセリフ
それを引き取った文の余韻
スペースと同じように使っている
(って、ワタシは思う)
「祇右衛門」
この名が出てきた時に気付けばよかった
忘れ過ぎxx
又市が自分でも他の者からも
「青い」「青臭い」と思い、云われ
ゑんま屋で損料仕事をしていた頃のお話
ワタシの中の
又市のイメージ(容貌)はがらっと変わり
イケメン?又市イケメン説急上昇 笑
そして小股潜りの謂れの通り
口数(文数)が多いと感じた
又市の括弧と哀は
この後の人生を少しだけ知っている
読者には、『若さ』ゆえなのかなって
年長者の様に愛おしくなる
仕掛けに死人が出るのは大損
彼が御行に身をやつす事の
根っこが分かったし
根っこの部分は年を経ても変わらない
又市がほんっと
魅力的
最近は
巷説百物語シリーズ>百鬼夜行シリーズ
だわ
Tags:京極夏彦
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